Boot CampでインストールしたWindows 10のMac用キーボード対応。
Boot CampアシスタントでインストールしたWindows 10ではmacOSでのキーボードとはキー割り当てが微妙に違うため、コピペのショートカットなどがやりづらかったので、Windows上でキー設定を変更する方法のメモ。
※ Boot CampでのWindowsのMac用キーボードのキー割り当てについてのAppleの公式サイト。
[ 割り当てを変更するキー ]
以下のキーの割り当て設定をBoot CampのWindows上で変更する。
- 「英数」キー : macOSと同じように「半角英数に入力切り替え」動作に変更する。(「スペース」キーの左隣のキー。)
- 「command」キー : Windowsでの「contorlキーの機能」を「command」キーに割り当てる。(「contorl」キーと「command」キーの機能を入れ替える。)
テンキー
右側にテンキーがあるキーボードで、Boot CampのWindows上でテンキーだけ効かない場合、テンキー上部の「clear」キーを押すことでテンキーが有効になる。
Windowsの「NumLock」キーの機能が、Mac用キーボードの「clear」キーに割り当てられている。
※ 「clear」キーは、キーボードによってデザインや位置が微妙に異なる。(Magic Keyboard(テンキー付き)- 日本語(JIS)では、テンキーの「7」の上にある「×」ボタン。)
「英数」キーの設定を変更
BootcampのWindows上で「英数」キーの機能を変更する方法。
「Windows 10」でも「英数」キーを押したら、macOSと同じように「半角英数」入力に切り替わるようにする。
- Bootcampの「Windows 10」の初期状態だと、「英数」キーを押す度に、「全角カナ」入力、「半角カナ」入力の順に切り替わる。
- 初期状態では、キーボード左下の「Caps Lock」キーに「半角英数」入力が割り当てられている。(macOSでの「英数」キーと同じ機能。)
「Microsoft IME」の設定を変更する
「Microsoft IME」の設定を下記に変更すると、「かな」キーで「全角かな」入力、「英数」キーで「半角英数」入力に切り替わるようになる。
- タスクバー右側に表示されている入力方式の表示(「あ」や「A」)を右クリック。
- 「設定(S)」を選択。(「Microsoft IME」の設定が開く。)
- 「キーとタッチのカスタマイズ」を選択。
- 「キーの割り当て」の項目を「オン」にする。
- 「無変換キー」を「IME-オフ」にする。(「IME」がオフになるので、キーの機能が「直接入力」になる。)
- 「変換キー」を「IME-オン」にする。
「command」キーのキー割り当て設定を変更
BootcampのWindows上で「contorl」キーと「command」キーの機能を入れ替える方法。
macOSと同じショートカットキーでコピペなどをできるようにしたいので、「command」キーに「contorlキーの機能」を割り当てる。
- Bootcampの「Windows 10」の初期状態では、「command」キーには「Windowsキーの機能」が割り当てられている。(コピペのようなショートカットを使うときのキー配置がmacOSと異なる。)
- Windowsのアプリケーション「レジストリ エディター」で、「command」キーに「contorlキーの機能」を割り当てる。
- 「contorl」キーが空くので、「command」キーが元々持っていた「Windowsキーの機能」を割り当てる。
※ 「レジストリ エディター」とは、Windowsのシステムの設定情報などを保管する「レジストリ」(registry)の内容を閲覧・編集するためのアプリケーション。
※ 「レジストリ」はシステムの動作に影響を与えるので、設定変更などは慎重に行う。
「レジストリ エディター」でキーの割り当てを変更
Windowsのアプリケーション「レジストリ エディター」を使ってキーマップを登録し、「command」キーに「contorlキーの機能」を、「contorl」キーに「Windowsキーの機能」を割り当てる。
(実質的に、初期設定の「command」キーと「contorl」キーを入れ替える作業。)
- 任意のファイル名でテキストファイルを新規作成。
- 作成したテキストファイルを開いて、下記の内容を記述して保存。
- テキストファイルの拡張子を「.reg」に変更。
- ダブルクリックでファイルを開く。
- 「レジストリ エディター」が起動するので、変更を許可して実行。
- Windowsを再起動する。
- 以降、変更した設定が登録されて反映される。
※ 拡張子を変更するので、ファイルアイコンのファイル名に拡張子を表示する設定が必要。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout]
"Scancode Map"=hex:00,00,00,00,00,00,00,00,04,00,00,00,5b,e0,1d,00,1d,00,5b,e0,1d,e0,5c,e0,00,00,00,00
設定を元に戻す場合
上述で登録した「Scancode Map」を削除する。
- 「レジストリ エディター」を開く。(タスクバー左の「スタートメニュー」 > 「Windows 管理ツール」 > 「レジストリ エディター」。)
- 「レジストリ エディター」上で、「HKEY_LOCAL_MACHINE」 > 「SYSTEM」 > 「CurrentControlSet」 > 「Control」 > 「Keyboard Layout」を開く。
- 該当の「Scancode Map」を選択して削除する。(間違わないように値を確認する。)
https://memo.ag2works.tokyo/post-4153/
Boot CampでインストールしたWindows 10のMac用キーボード対応。 | memo メモ [AG2WORKS]
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