MAMPのURLを「localhost:8888」から「localhost」に変更。
MAMPの初期設定のWebサイトのURL「http://localhost:8888/」からポート番号を外したループバックアドレス(ホスト名なら「http://localhost/」、IPアドレスなら「http://127.0.0.1/」)でアクセスできるようにする方法のメモ。
Webサーバーのポート設定を「8888」(デフォルト設定)から「80」にすることで、ブラウザでリクエストするURLのドメインからポート番号部分を省略できるようになる。
※ SSL(「https://」)の場合は「443」。(MAMPのSSL化は別記事を参照。)
MAMP Version 6.3で動作確認。
サーバー接続のポート番号の設定変更
[ MAMPでポート番号を変更する方法 ]
- MAMPを起動。(起動時にWebサーバーが動いている場合は「Stop」ボタンで停止。)
- 「Preferences」 > 「Ports」 > 一番下の項目の「80 & 3306」のボタンをクリック。
- 上の項目のWebサーバーのポート番号が「80」に変更されたのを確認。(手打ちで「80」と入力しても同じ。)
- 「OK」をクリックして完了。
※ この操作で、Apacheの設定ファイル(「httpd.conf」)のポート設定に関するディレクティブ(命令コマンド)の記述内容が自動的に変更されて適用される。(指定したポートをListenするようになる。)
※ エディターで「httpd.conf」ファイルを開いて、自分で直接ディレクティブの記述を修正しても同じように変更できる。
[ 設定ポートを「80」にする理由 ]
ポート番号無しのURL(「http://localhost/」)が指定された場合、ブラウザはHTTP通信の接続ポート番号として国際基準の「80」をドメインに付加した状態(「http://localhost:80/」)でリクエストしているので、Webサーバー側のポート設定を「80」にしておけばポート番号を省略したURLでアクセスできるようになる。
※ SSL通信(「https://」)でポート番号を省略した場合、ブラウザはポート番号「443」をドメインに自動付加(「https://localhost:443/」)してリクエストしている。
1つのサーバーには0番から65535番までの番号で識別される「ポート」(port)と呼ばれる接続の窓口が存在し、ウェルノウンポート(well-known ports)とよばれる0番から1023番のポートには、HTTP通信で「80」、FTP通信で「21」など国際基準で推奨されている割り振りがある。(IT用語辞典)
URLにポート番号の指定が無ければブラウザは「http://」から判断して「80」にアクセスするが、他のポート番号へのアクセスをリクエストする場合は明示的にURLにポート番号を指定する必要がある。
https://memo.ag2works.tokyo/post-1409/
MAMPのURLを「localhost:8888」から「localhost」に変更。 | memo メモ [AG2WORKS]
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