MacにBoot CampアシスタントでWindows 10をインストール。
macOSがHigh SierraのMac Book ProにBoot CampアシスタントでWindows 10をインストールしようとしたらエラーが出たので、macOSをMojaveにバージョンアップしてからインストールした方法のメモ。
※ アプリケーションの互換性の問題でバージョンアップはMojaveまでで止めている。
※ Windows 10をインストールしたあと、mac用キーボードにWindowsを対応させる方法は別の記事参照。
「High Sierra バージョン10.13.6」でWindows 10のインストールを試したが途中でエラーになって失敗。(後述。)
解決方法をネットで調べて試すがすべては解決できず、急ぎだったのでmacOSを「Mojave バージョン10.14.6」にバージョンアップして対応。
(ネットの情報によるとHigh SierraはBoot Campと相性が良くないらしい。)
[ Appleの公式サイト ]
- Boot Camp サポート。
- Boot Camp アシスタントで Mac に Windows 10 をインストールする。
- Apple シリコン搭載の Mac コンピュータ。(Intel製CPUのMacのみがBoot Campに対応。)
※ 2020年後期の一部のモデル以降、CPUにApple自社製の「Apple M1」を搭載している。
[ Windows 10のインストールに必要なもの ]
- Mac本体の起動ディスクに「64GB」以上の空き領域。
- 「16GB」以上の「USBドライブ」。(中のデータはすべて消去されてしまうので注意。)
- 「Windows 10」の「プロダクトキー」。(今回はAmazonでオンラインコード版を購入。)
- 自分のMacのbit数(32bitまたは64bit)に対応した「Windows10のディスクイメージ(IOSファイル)」。(Microsoftの公式サイトから無料ダウンロード。)
※ MacのCPUのbit数の調べ方のAppleの公式サイト。
※ Macの一部の出荷モデルで、macOSが「OS X El Capitan」以降の場合、「USBドライブ」は不要。(Appleの公式サイト。)
[ Windows 10のプロダクトキーの調べ方 ]
Amazonでオンラインコード版を購入した場合の「プロダクトキー」の調べ方。(下記どちらでも同じ。)
- 「注文履歴」 > 「注文内容を表示 」 > 「ライブラリへ移動する」で移動先ページの商品説明文内。
- 「アカウントサービス」メニュー内の「 ゲーム&PCソフトダウンロードライブラリ」で移動先ページの商品説明文内。
Boot Campアシスタントの起動
Macにプリインストールされているアプリケーションの「Boot Campアシスタント」の起動方法。
※ 実行ファイルの場所。(「/Applications/Utilities/Boot Camp Assistant.app」)
(1)「Launchpad」から起動
「Launchpad」 > 「その他」 > 「Boot Campアシスタント」をクリック。
(2) Finderから起動。
「Macintosh HD」 > 「アプリケーション」 > 「ユーティリティ」 > 「Boot Campアシスタント.app」をクリック。
Boot CampアシスタントでWindows 10をインストール
「Boot Campアシスタント」で「Windows 10」をインストールする手順。
※ 最初、mac OSは「High Sierra バージョン10.13.6」の状態でインストール作業を進めたが、途中でエラーが出てすべては解決できなかったので、「Mojave バージョン10.14.6」にバージョンアップしてから再度インストールを実行して成功。
(1) High SierraでWindows 10のインストール作業 (途中のエラーで失敗)
[ エラーが出るところまでの作業 ]
- 「Boot Campアシスタント」を起動。
- 「はじめに」の説明画面。
> 「続ける」をクリック。 - 「作業を選択」の説明画面。
> 該当する項目のチェックボックスにチェックを入れる。
> 「続ける」をクリック。 - 「Windowsインストール用の起動可能なUSBドライブを作成」の説明画面。
ここで、「起動ディスクにはパーティションを作成するための十分な領域がありません。39 GB以上の空き領域が必要です。」というエラー表示が出る。(Macの起動ディスクの空き領域は「141.91GB」だったので、macOSのバグだと思われる。)
> 「OK」をクリック。 > 無視して次の工程には進むが、結局失敗するので下記の対処を試す。
[ ローカルスナップショットを削除して対処 ]
上述のエラーは、バックアップアプリケーションのTime MachineがMac内に生成する「ローカルスナップショット」の容量をチェックしてしまうことが原因で発生する問題のようなので、「ローカルスナップショット」を削除する。
- ターミナルで「ローカルスナップショット」の一覧を表示して確認。
- 表示された一覧にある日付を指定して「ローカルスナップショット」をすべて削除する。(日付のフォーマットは「YYYY-MM-DD-HHMMSS」。)
※ ローカルスナップショットが存在しなければ、「Snapshot dates for all disks:」のみが表示される。
tmutil listlocalsnapshotdates
tmutil deletelocalsnapshots ローカルスナップショットの日付
tmutil : Time Machineの管理用コマンド。
[ 再度インストール作業 ]
- 上述の「起動ディスクにはパーティションを作成するための十分な領域がありません。39 GB以上の空き領域が必要です。」というエラー表示は出なくなる。
- 「Windowsインストール用の起動可能なUSBドライブを作成」の説明画面。
> ダウンロードした「Windows10のディスクイメージ(IOSファイル)」と、実行処理時に「保存先ディクス」となる外付けUSBドライブを、自分の環境で該当する場所から選択して指定。
> 「続ける」をクリック。 - 指定した外付けUSBドライブが自動的にフォーマットされる(数分)。
> 「OK」をクリック。(※ USBドライブ内のデータはすべて消去される。)
ここで、再度エラーになって先に進めなくなったが、急いでいたので他の対処はせずにmacOSをバージョンアップ。
(ファイルの暗号化機能「FileVault」をオフにするなどの他の対処方法がネット検索で見つかったが試さず。)
[ macOSをバージョンアップ ]
Appleの公式サイトで公開されている旧バージョンのmacOSの中から「Mojave」を選んでApp Storeで開いてインストール。
※ macOS 「Mojave バージョン10.14.6」のインストールを実行。(約1~2時間)
(2) MojaveでWindows 10のインストール作業
- 「Boot Campアシスタント」を起動。
- 「はじめに」の説明画面。
> 「続ける」をクリック。 - 「作業を選択」の説明画面。
> 該当する項目のチェックボックスにチェックを入れる。
> 「続ける」をクリック。 - 「Windowsインストール用の起動可能なUSBドライブを作成」の説明画面。
> ダウンロードした「Windows10のディスクイメージ(IOSファイル)」と、実行処理時に「保存先ディクス」となる外付けUSBドライブを、自分の環境で該当する場所から選択して指定。
> 「続ける」をクリック。 - 外付けUSBドライブのフォーマット作業(数分)が完了したら、何かがダウンロードできないというエラーになったので、最初からもう一度同じ工程を繰り返したら何故か次は成功。
- 「Windows用のパーティションを作成」の説明画面。
> MacのHDの全容量を「macOS」と「Windows」のそれぞれの領域に分割する。(表示される2つのOSのアイコンの間のスライドバーを左右に動かすと割り当てる量を変更できる。)
> パーティション作成完了後に割り当て量の変更はできないので、余裕を見て「Windows」を80GBに設定。(「Windows」の最低限の設定値は48GB。)
> 「インストール」をクリック。 - パーディションの作成とインストール準備の処理が始まるので待機。(数十分)
- 自動的に再起動して「Windows」のセットアップ画面に変わる。
- 「Windowsのみをインストールする」を選択。
> 「次へ」をクリックして進んでいくと「Windows」のインストール先を聞かれるので、「BOOTCAMP」のドライブを選択し、下にある「フォーマット」をクリック。(「Windows」用にドライブを最適化する。) - 確認アラートのウィンドウが出るので、選択したドライブに間違い無ければ「OK」をクリック。
- 選択したドライブが最適化されたら、「次へ」をクリック。
- 「Windows」のインストールが始まり、処理の途中で「プロダクトキー」を求められるので入力するとそのままインストールが実行される。(約30分)
- インストール完了後、「Windows」のユーザーアカウントの初期設定画面になるので手動で必要なものを入力。
- ユーザーアカウント設定完了後、数分の処理が入って「Windows」のデスクトップが開く。
- デスクトップに「BootCampをインストール中」というウィンドウがあるので、完了するまで待つ。(10~20分)
- 自動的に再起動し、「Windows」のログイン画面になる。
- ログインすると通常の「Windows」のデスクトップが開く。(「Windows 10」のインストール作業完了。)
※ Windows 10をインストールしたあと、mac用キーボードにWindowsを対応させる方法は別の記事参照。
(3) 「Windows」と「macOS」の切り替え
OSを切り替えるには、毎回再起動が必要。(切り替え方法についてのAppleの公式サイト。)
[ 方法1: 通常の再起動で切り替え ]
- OSのメニューから「再起動」を実行。(「Windows」はスタートメニュー、「macOS」はリンゴメニューから。)
- OSが終了して黒画面になったら「option」キーを押しっぱなしにする。
- 起動ディスクの選択画面が開くので、起動したい方のOSをクリック。
- 選択したOSの通常の起動が始まる。
[ 方法2: macOS起動中にWindowsに切り替え再起動 ]
- 「システム環境設定」を開く。
- 「起動ディスク」を選択。
- 左下の鍵アイコンをクリックしてロックを解除。(ログインのパスワード入力が必要。)
- 「BOOTCAMP Windows」を選択して「再起動」をクリック。
- そのまま再起動が実行されて「Windows」が開く。
[ 方法3: Windows起動中にmacOSに切り替え再起動 ]
※ 自分の環境ではエラーになったので対処法は後述。
- タスクバーの右側にある常駐アプリの一覧を開く。
- Boot Campのアイコン(黒い菱形)をクリックする。
- 表示されるメニュー内の「macOSで再起動」をクリック。
- そのまま再起動が実行されて「macOS」が開く。
Windows 10にApple Software Updateをインストール
自分の環境では、「Windows」デスクトップの常駐アプリとして使用できる「Boot Camp」の機能の「macOSで再起動」がエラーになったので、「Windows 10」に「Apple Software Update for Windows」をインストールしてBootcampに関するものをアップデートしたら使用可能になった。
※ Bootcampで「Windows 10」が正常にインストールされていれば、おそらく「Apple Software Updatefor Windows」も同時にインストールされているはずなので、その場合はアップデート作業のみ行う。
「Apple Software Update for Windows」のインストール方法
- macOS上で「Boot Campアシスタント」を起動。
- メニューバーにある「アクション」の「Windowsサポートソフトウェアをダウンロード」を実行して任意の場所にダウンロード。
- ダウンロードしたファイルをUSBメモリなどで「Windows」に移動。
- 再起動して「Windows」に切り替え。
- ダウンロードしたファイル内にある「Setup.exe」を「Windows」上で実行してインストール。
- インストールが完了したら、スタートメニューから「Apple Software Update」を検索して起動。
- アップデートの通知にあるBootcampに関する項目にチェック入れて「インストール」をクリック。
- High Sierra環境下でBootCamp使うのにすごく悪戦苦闘した話
- macOS High SierraでBoot Campを設定する際に問題が発生した場合の対処方法
- Your disk could not be partitioned. Win7 Bootcamp
- 【BOOTCAMP】Mac⇔Windowsの切り替え方法
https://memo.ag2works.tokyo/post-4080/
MacにBoot CampアシスタントでWindows 10をインストール。 | memo メモ [AG2WORKS]
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