#030
posted on 2021.03.04

MAMP環境のWordpressサイトをLAN内の別デバイスで閲覧。

CATEGORY

MAMP環境にインストールしたWordpressサイトを、同一LAN(Local Area Network)内にある別のデバイスから「http://MacのローカルIPアドレス」にアクセスして閲覧できるようにする方法。

 

「http://localhost/」はループバックアドレスなので、別のデバイスでは利用できない。

MAMPが動作しているMacのローカルIPアドレスでアクセスしても、home_url()関数などで出力しているURLや、cssやjsファイルなどのsrc属性値のURLは「localhost」(src=”http://localhost/ファイル名”)のままなので正しく表示されない。

 

 

  1. MAMPが動作しているMacのローカルIPv4アドレスを取得。
  2. 出力されるときにhtml内の「http://localhost」をすべて「http://ローカルIPアドレス」に置換する処理をfunctions.phpに記述。
  3. 別のデバイスから「http://ローカルIPアドレス」にアクセスして動作確認。

 

 

MacのローカルIPv4アドレスを取得

MAMPが動作しているMacのLAN内でのローカルIPv4アドレスの取得方法。

 

アプリケーションで確認する場合

起動ディスク > 「システム」 > 「ライブラリ」>「CoreServices」>「Applications」 > 「ネットワークユーティリティ」を起動。

「Info」タブを選択 > 「Wi-Fi (en0)」を選択 > 「IPアドレス」の欄にローカルIPアドレスが表示されている。

 

ターミナルで「ifconfig」コマンドを実行して表示される一覧の「en0」の欄の「inet」の項目でも確認できる。

 

 

PHPで確認する場合
echo gethostbyname(gethostname());

gethostname() : ローカルのマシンに設定されているホスト名を返す。失敗した場合はfalseを返す。

gethostbyname(‘ホスト名’) : 指定したホスト名の IPv4 アドレスを返す。失敗した場合はホスト名をそのまま返す。

 

 

html内の「localhost」を「ローカルIPアドレス」で置換

WordPressのfunctions.phpにアクションフックを記述して、出力のタイミングでhtml内にある「localhost」の部分をすべて「ローカルIPv4アドレス」に置換する。

  1. 置換処理を行う関数を作成。
  2. アクセスのリクエストURLが「ローカルIPv4アドレス」かを判定。
  3. WordPressのアクションフックで任意のタイミングで処理を実行。

※ functions.phpから削除し忘れて本番環境へアップロードしてしまった場合を考慮して、リクエストURLが「ローカルIPv4アドレス」の場合でのみ処理が実行されるようにする。

//リクエストURLがローカルIPv4アドレスの場合のみ置換
if($_SERVER['SERVER_NAME'] == gethostbyname(gethostname())){
  //置換処理をする関数を作成
  function ag2_localhost_to_ipv4_callback($buffer){
    $local_URI = 'http://localhost';
    $ipv4_URI = 'http://'.gethostbyname(gethostname());
    return str_replace($local_URI, $ipv4_URI, $buffer);
  }
  //ヘッダーが読み込まれたらバッファリングして出力時に関数をコールする
  add_action('get_header', function(){ob_start('ag2_localhost_to_ipv4_callback');}, 1);
  //フッターまで読み込まれたらバッファリングを完了して出力する
  add_action('wp_footer', function(){ob_end_flush();}, 99999);
}

str_replace(‘置換前文字列’, ‘置換後文字列’, ‘対象文字列’) : 対象文字列内のすべての置換前文字列を置換後文字列で置換。文字列ではなく配列の指定も可能。返り値はすべて置換した後の対象文字列。

ob_start(‘コールバック関数’) : バッファリングを有効化し、以降の内容を標準出力としてすぐ出力表示せずにバッファ領域に一時保存する。コールバック関数は、バッファがフラッシュあるいは消去された場合やリクエストの最後にブラウザに出力をフラッシュする際に、バッファの内容を引数として受け取ってコールされる。

ob_end_flush() : バッファの内容を出力して、バッファリングを無効化する。

add_action(‘get_header’, ‘関数’, ‘優先順位’) : テンプレートheader.phpを読み込む直前に優先順位の順番で関数を実行する。

add_action(‘wp_footer’, ‘関数’, ‘優先順位’) : wp_footer()関数がコールされたタイミングで優先順位の順番で関数を実行する。

 

 

この記事をシェア